音楽機材道場〜初心者から玄人まで 皆の者、これを買え!〜

DTM系機材に特化した(それしか知らない)師範のオススメ機材!

師範の機材自慢〜Maschine+②買うべき者、買うべきでない者〜

皆の者、師範じゃ。

Maschine+、楽しく遊んでおるじゃろうか。

発表後すぐに発注をかけた師範のような者には既に手元に届いておるだろうが、

オンラインショップは軒並み品切れのようじゃな。。。

 

昨今の新製品はマーケティング方法なのか、すぐ品切れを起こすようになっておるな。

今、すぐ欲しいからネットで頼むのに、すぐ手元に届かんのは致命的なように感じる。

コロナの影響でパーツが遅れて数ヶ月待たされたElektron model;cyclesのようなことはある程度仕方ないとは思うのじゃが。

メーカーよ、売れる商品を作るのは良いが、売りに出せなければ売れないのじゃぞ。

そのうちAKAIやらKORGが新製品を出して諭吉の嫁ぎ先が変わってしまうぞ。

 

新製品というと昨今影の薄いRolandがTRシリーズの小粒を出してきたな。

あのサイズでスピーカーをぶいぶい言わせられるのは魅力じゃ。

師範もついつい触りたくなったのじゃが、その前にTRー8持っておるしな。

ついでに言うとサンプリング素材として使うか、バンドにエレドラを持ち込むように連れ出す用途にはぴったりじゃが、

やはりパラメータをつまみでいじくるために、いちいち呼び出さないといけないのはしんどいぞ。

昔のYAMAHAMTRのようじゃ。パンを振るためにトラックを呼び出し、オートメーションかけるのも無理があるわ。

 

話しが逸れた。

Maschine+じゃ。

購入後数日経つと、この機材の向く者、向かぬ者が分かってきた。

これはMPC LiveとTouchの違いと同様でもあるが、せっかくなので師範的考えを述べることにしたい。

 

Maschine+を買うべき者

ズバリ、音楽制作をパソコン作業ではなく楽器演奏と考えたい者じゃ!

MTRやレコーダーでなく、MPCやSP404と青春を過ごした者。

そう、あなたのことじゃ。

パソコン作業では満足できん、同じアイディアしか出てこん、どれも同じ曲調になる、

そう言う悩みを持つものにはお勧めじゃ。

DAWを開いては同じループやソフトシンセを多用し出音も似てくる…場合のより良い面もあるが、

思い切ってMaschine+のサンプリング主体の体育会系のワークフローでバシバシ打ち込むのもたまには良いぞ。

 

次に、DAWでは曲を仕上げられぬ者じゃ。

良い意味でMaschine+は限界が多い。

まずはプラグインの追加は出来ん。

nexusもspireもあれもこれも、使えんのじゃ。

取り敢えず挿しとるwavesやらisotopeのエフェクトも無い。

もちろんFM8にMassiveを使用できたりするが、ハードに一体化しておるため、

ついついプリセットそのまま使用するよりも、ひとつまみ、ふたつまみ

パラメータを弄りたくなる。それが楽曲の個性になるのじゃ。

またDAWは作業に終わりが見えん事もあるが、Maschineはざっくりとパターンと展開を作って、

トラックの完成形まで持っていきやすい。アラはあるがカタチにしやすいように感じる。

 

あとは何よりライブをする、バンドに取り入れたい、といった者じゃ。

バッテリー駆動こそせんが、ほれ、隣のギタリストもエフェクターでいくつ電源タップを並べておるか分からんじゃろ。

電源一本であれば問題にはならん。

むしろこれだけのポテンシャルのものを、単体のハードウェア、一本の電源で済ませられるのじゃ。

パソコンの電源、midiキーボードのUSB、オーディオインターフェースを繋いで…と

スタジオや現場でもたもたすると音も出せんと10分は過ぎる。

勝手にバシバシ、ベンベンやっておるドラムやベースの仲間を羨ましく思ったことも何度かあるじゃろう。

しかもこのMaschine+はマイクや機材のインプットもあるため、バンドマンに取り入れるのにも便利じゃ。

 

そう、バンドマン、あなたのことじゃ。

パソコン苦手で、DAWも挫折したんじゃろ。

これならリズムもエフェクターも、レコーダーも入っておるぞ。

しかもスマホだけで初期設定も出来、チュートリアルスマホで動画で日本語で見れる。スタートマニュアルも分かりやすい。

 

買うべき者とは、あなたのことじゃ。

皆の者、これを買え!

 

 

Maschine+を買うべきでない者

さて逆に、師範が買うことをお勧めしない者じゃ。

 

DAWが一通り使えて日常的に触っておる者

DAWを持っており、プラグイン課金も済ませ、それでもまだ、刺激を求めて彷徨う者。

新製品はチェックして、これさえ買えば自分もDAWで曲を仕上げられる、ヒットソングを作れる、

そんなことを夢想しておる者、そう、あなたのことじゃ。

悪い事は言わん。UJAM音源を全て買え。

それと僅かな才能と、曲を作り切る強い気持ちさえあれば

明日の夜にはYouTubeにそれなりに聞ける曲を公開出来るじゃろう。

皆の者。とにかくプロっぽいのが作りたいならUJAMじゃ。コレを買え。

既存のループやキットをそのまま使うことに抵抗がある?

安心しろ、プロもやってますから。

 

パソコンに強く、音楽制作でパソコンを触るのが苦でない者

パソコンが使えて、そこそこのスペックのものを持ち、コピペしつつ曲作りが楽しくできる者。

お勧めの機材がある。Maschine mk3という。

半額で買える上、もっと言うならMaschine  JAMならバシバシする手間も要らん。

サンプルを選び、打ち込み、ベロシティを何となくヒューマナイズする。

ジャム、ジャムとうるさくて恐縮じゃが、

Maschine  JAMと、お釣りでUJAMを大量に購入すれば、1年は幸せに過ごせること請け合いじゃ。

 

 

どうじゃっただろうか。

皆の者も、ネットショップが品切れになった今、

本当に購入すべきか、mk3で良いのではないか冷静になって迷っているかも知れん。

 

断言しよう。

DAWで楽しめるなら、MaschineはMaschine+である必要はない。

結局DAWでやるならハードウェアである必要はない。

 

Maschine+を必要としておるのは、

タブレットPCにMaschineコントローラーを繋いでみたりした玄人のそこのあなたと、

何よりもこれから音楽制作を始める、パソコンが苦手でDAWを始めてこなかった

初心者のあなたである。

パソコンを買う暇があったら、Maschine+。コレを買え。

 

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村