師範の機材自慢〜CASIO CT-S1000V 到着レビュー〜
こんばんは、皆の者。
師範の手元に昨日、CASIOのニューシンセ、CT-S1000Vが無事到着したぞ!
SP-404mk2は未だに届かんが、発売日である3/1にちゃんと届くということの有り難みを感じておる。
まだ小一時間しか触っておらんが、皆の者、これは抜群に買いをオススメする機材じゃ!
質感について
まずは開封じゃ!
新品機材の醍醐味よ!
箱もなかなかカッコいい!
最近は軽いシンセも増えたが、これも例によらず片手で持てる重さじゃ。
一昔前はKORG X50が持ち運びには抜群じゃったが、ほぼ?同じ重さの4.7キロ。
学生さんにも持ち運びが楽でバンド活動が捗るぞ!
さて、次はボディやツマミについてじゃ。
値段も値段なので、鍵盤タッチなどはあまり期待しておらんかったが、
CASIOのよくある箱型鍵盤の中では弾きやすい、
しかしタッチは非常に軽い鍵盤じゃ。
しかし低価格の他社シンセはプレイ中に鍵盤の間に爪や指が引っかかる感じがあるのじゃが、
箱型ではそんな事はなく、軽いタッチに慣れてしまえば弾きやすくも感じる。
白鍵も適度なザラザラ感のテクスチャーが施されており、ツルツル滑ることもない。
思っていたより悪くない、そんな印象じゃ!
次いで本体じゃが、これはやはりプラスチック感がある。
しかしスピーカーのグリル部分がメタルで出来ており、ひんやりとした手触りは思ったより高級感を感じるぞ!
ボディのプラスチックも安っぽすぎず、YAMAHAのMOX系のような感じじゃろうか。
さて、ツマミじゃが、これはやはりトルク感がなく軽く、物足りなく感じる。
モジュレーションもツマミになっているという特殊な設計じゃが、これは国内他社シンセの方が慣れているためか弾きやすい。
カットオフのツマミは大型で触りやすいが、キーボードのボリュームツマミ、というような質感じゃ。
予想外なのがボタン類じゃ。
デザイン的にクリック感のあるポチポチというボタンと思っていたのじゃが、
フニフニであまり触り慣れない、クリック感のないボタンじゃ!
はじめこれを触った瞬間、ここのコストをケチるとは!と内心で残念じゃったのだが、
音色変更でジョグダイヤルを使うよりもボタンをよく使用する身としては、
音色を切り替えるボタンは多用するのでプレイしながらどんどん押せた方が良い。
そういう意味では音色切り替えを繰り返しても疲れないのと、押し間違いの少ない良いボタンかもしれん!
また鍵盤もそうじゃが、ボタンもカタカタ音がしにくく静かじゃ。
マンション暮らしで子供を寝かしてから鍵盤を弾いていた頃には、ボタンや鍵盤のタッチ音ですら夜中は気を遣っておったが、そういう意味でも安心じゃ!
日本の狭い住環境には有り難いかもしれん。
音色の確認で800回以上ボタンを押しながら鍵盤を弾き続けたが、たまに軽いタッチなので疲れることもなかった。
音について
さて、出音についてじゃ!
師範のようなマニアは、CT-S1000VのV部分、ボーカルシンセシスのためだけに購入したようなものなのじゃが。。
正直なところ、PCM部分のバランスの良さは嬉しい驚きじゃった!
iPadアプリなどの音がかなり高音質になった今では、いい音を得るのも簡単にはなったが、使いやすく取り回しのいい、弾くのが楽しい音色群じゃ。
RolandのPCM音源のような、いい意味であまり主張しない類の印象じゃが、たまに個性の強い音色もある。
もちろんフルエディットは出来ないのじゃが、プリセットのままで楽しい出音じゃ。
ピアノやエレピ、オルガン、ストリングス系がなかなか良いと感じたので、本当にバンドをする学生などにはとてもいい選択肢じゃと思う。
音色の面倒なエディットも不要で、電源を入れて5秒ほどで、本体内蔵スピーカーから音が出せるという軽快さ。
フルエディットをしたいなら小型のアナログシンセなどを一緒に持ち運べば良い。
ファーストシンセ(キーボード?)としても優秀じゃ。
そしてとにかく、本当にこの値段で良いのか不安になるほどの低価格!
新品で55000円、しかもオマケにBluetoothアダプターまで付いてくる。
箱にも入って、バルク品の別売りBluetoothアダプターのようじゃ。
ファーストインプレッションまとめ
スピーカーで手軽に音を出せて、電池駆動でき、安いキーボードを、
と考えていた師範の前にちょうど現れたCT-S1000V。
マニアなボーカルシンセのために購入したが、まずはそれ以外の部分で十分に価値を感じた次第じゃ。
まだアプリを使っての歌詞入力は出来ておらんが、ボーカルシンセの方も、素晴らしい出来に感じる。
とにかく値段を考えてビックリ、ベリンガーもビックリな価格の61鍵盤軽量シンセ。
キーボード 電子ピアノ CASIO CT-S1000V 61鍵盤 【カシオ CTS1000V Casiotone カシオトーン】【予約受付中:2022年3月1日発売予定】
皆の者、置き場所さえ許すなら、または久しぶりに、または初めてキーボードを弾きたいと思ったならば、CT-S1000V。
皆の者、コレを買え!