音楽機材道場〜初心者から玄人まで 皆の者、これを買え!〜

DTM系機材に特化した(それしか知らない)師範のオススメ機材!

師範の購入前検討〜Maschine+ 遂にスタンドアローンになったハードウェアMaschine!〜

皆の者。音楽機材師範じゃ。

 

久しぶりじゃの。

御隠居の身の師範は皆の者に前に姿を現すのが少なくなってしまった。

しかし今日はどうしても皆の者に話すべき事があるのじゃ。

 

そう、Maschineじゃ。出会いは随分前になるの。

MPC1000やMPC2500に恋して、そのうちにプログラムの編集やミキサー設定を

もう少し効率的にやりたいな、と思っとった所に発表されたMaschine。

師範は初代のMaschineを発売日に購入した口じゃ。

 

はじめはプラグインも使えんし、効きの派手なエフェクトとプリセット、サンプリングのみの

シンプルな機材じゃった。

しかしパッドの反応の良さや、PC画面がコントローラーにキビキビと追従する姿は、それまでのなんちゃってフィジコンと一線を画しており、感動したものじゃった。

 

そのうちにアップデートでプラグインが挿せるようになった時には、

「Kore2をどうしてくれよう」と思ったのは師範だけではないはずじゃ。

Koreはハードウェアとして結構魅力的じゃったがな。

 

さらに時は流れ、ルーパーやらカラー液晶やら、

NKSにJAM、Maschine Studio…

その都度驚きこそすれ、徐々にその興奮は薄れて

手軽にプリセットでパターンを組むことのできる実務的な機材へと変遷した。

そしてアップデートは途絶え、Native Instruments は魅力的な製品を生み出さなくなり

プリセット、プリセット、プリセット…

そろそろ会社として内部崩壊する頃かと心配しておったところじゃ。

 

しかし!

そんな師範の予想と裏腹に、遂に彼らはやってくれた!

AKAIのforceや、 MPC Liveのようなハードウェアを長い間ファンは求めておったが、

Native Instruments は頑なにソフトのみ。

段々とMPCユーザーを見かけるようになり、スタジオにライブにPCを持ち込みというのも面倒ということもあり、

スタジオにセットアップされとるがあまり使わなくなってきた者もいるのではないだろうか。

 

ここで登場したMaschine+じゃ!

 

Maschine+はスタンドアローン、PC要らずでプレイ出来る上にDAWに繋ぐといつものコントローラーになる。

 

 

 

つまるところ、まさにMPC Liveと一緒じゃな。

しかしMPCは良くも悪くもタッチ操作を中心にしたインターフェース。

本当はJJOSを入れたMPC1000の方が没入感と言うか楽器を触る感じは強い。

しかもサンプルのみならず、エフェクトはもちろんMassiveとFM8、Monarkが搭載されて…いる!?

YouTubeの紹介動画を見る限り、スタンドアローンでMassiveが起動されているように見える。

 

これは本当に望んでいた事じゃ。これらとドラムシンセ、サンプリングがあればほぼどんな事にも対応できると思う。

AKAI Forceのプラグインシンセのようなものじゃが、これらはDAWで触りまくったシンセたちじゃ。

すぐに音作りが出来るのは本当に魅力じゃな。

(タッチパッドなしでツマミと僅かなボタンでMassiveを一からサウンドメイクするのは正直辛いかもしれんが…)

 

Maschineは(恐らくMaschine+も)、良くも悪くもタッチ画面が無いので

スマホらしさは無く、ひとつの機材を触る楽しさを再び得られそうじゃ。

そう、初代Maschineが届いたあの日のように。

 

皆の者。コレは買いじゃ。

価格も149,800円。発売時のForceより安い。

え、すでにForceもMPCもあってどうするのかって?

 

それがの。

不思議なことが起きたのじゃ。

気がつくと、師範の指が既に購入ボタンを押しておったのじゃ。

 

師範、買います。

 

10/2が楽しみじゃ!

また到着次第レビューをしたい。

皆の者、刮目せよ!