師範の購入前検討〜elektron model:cyclesレビュー①、model:samplesレビューもあります〜
唐突じゃが、最近では機材を飾って眺めることが好物になりつつある。
ハードウェアのMIDIとオーディオの配線を考えては並べ、音を試した後に一ヶ月くらい飾りになると言う。。。
恥ずべきことじゃ。音の出るものを音を出さず。声ある機材は幸いなり。。。
iloud micro monitorからは今日もyoutubeの音楽が流れておる。
こんばんは皆の者。お久しぶりの師範じゃ。
暫く振りに筆をとった理由は他でもない。
愛する機材について語るためじゃ。
そう、elektron model:cyclesじゃ。
先日、MPC oneの話をした際にも、その後にMPC LIVE2が出た時にも、実のところ師範はポチることなく耐えたのじゃ。
MPCのスピーカー付きというのは大いに唆られたのじゃが、手元にはAKAI FORCEが居るからな。。。
話が逸れた。model:cyclesじゃ。
遡るとmodel:samplesが出た時、皆の者と師範はだいたい同じ反応を示した。
この見た目、機能の制限、elektron はどうしてしまったのじゃ?
machinedrum、octatrack、analogシリーズと美しい機材を作ってきたメーカーが、お弁当箱サイズのエントリーモデル(値段は余りエントリーでない)のdigitakt、digitoneを発表した時にも方向性は大丈夫かと心配したのじゃが、
さらに機能も見た目の重厚さも削ぎ落とした白いまな板を出してきた時にはやや失望した。
ただdigiシリーズも良くまとまっておりdigrtaktも結果的にoctatrackより気に入ってしまったelektron のことじゃ。
今度のまな板も弁当箱同様、何かあるに違いない。
そうやってmodel:samplesを購入したのじゃ。
初対面の印象は、大人しいタイプじゃった。
何となく(音源方式は全く違うが)arturiaのハードウェアを触った時に感じたようなやや単調な印象だったのじゃ。
サンプリングも出来んし、これならvolca sampleが良いのでは。。。と考えて暫く放置していたのじゃが、
何となくヘッドホンを直挿しして深夜にパッドとステップキーを叩き始めたところ。。。
これは即戦力じゃ!深いエディットをするフラグシップモデルとはまた異なり、スタジオミュージシャンのような即応性というか、ライブでギターを抱えた片手間で触るのにも使えそうな、
楽器的な面の強い音楽機材じゃ!
具体的には、digiシリーズの時にもあった操作のシンプルさをさらに突き詰め、
操作できるパラメータはほぼインターフェースに出とるし、グリッチ的な音も瞬時に作れる。
何よりTRステップ入力するためのステップキーが、選択したサンプルを鍵盤のように演奏できるようにいつもアサインされている点が素晴らしい。
MPCの16levelみたく、なにかとモードを選んでクロマチック演奏するのでなく、maschineでMIDI鍵盤を弾いたような簡単シンプルさでサンプルを演奏できる。
それがまた良い意味で今までのelektron と違ってシンプルでクッキリした出音が相まって演奏が恐ろしく楽しい。
楽器が弾けん人にもとっても楽しいこと請け合いじゃ。
そのくせ内蔵エフェクターがelektron 十八番の美しい空間系じゃ。
何となく、音楽の才能があると錯覚させてくれる。
作り込むのでなく、楽しむため、演奏するため、というのがmodel:samplesの魅力じゃろう。
ここまでmodel:samplesをべた褒めしたのじゃ。
model:cyclesでFM音源を搭載と出たので、これは買いじゃ!
三月の期末の仕事が終わったらmodel:samples、model:cyclesで夜な夜な一人セッションじゃ!
と考えておった。
しかし未来は予測できぬもの。
コロナが世界中に広がり、今日に至っておる。
そして影響は師範の愛する音楽機材にまで及んだのじゃ。
三月初めにポチったmodel:cycles、まだ師範の手元に届いておらん。
部品製造や組み立て工場がストップし、初回販売分が一瞬で売り切れた機材たちは、再販されぬまま日々が過ぎることになったのじゃ。
三月、四月と過ぎて
五月の連休にはmodel:cyclesと弄りあえる日々が来ると思っておったが、
それもいまは昔。すでに七月じゃ。
しかし!
ついにポチった店舗から在庫回復のお知らせを受けたのじゃ。
model:cycles。
こんなに発売後に待ち焦がれた機材は初めてじゃ。
今週、発送され師範の手元に届く予定じゃ。
皆の者!同じ気持ちで待っておった皆の者!
気になっていたが試奏もできず迷っておった皆の者!
ヤ○オクなどで高価転売されているのを見かけて、何度負けそうになったことか。
elektron が、model:cyclesが帰ってくるぞ!
師範の元に、皆の元に、
ついにmodel:cyclesが届きます。
熱い気持ちで、久しぶりに筆をとった次第じゃ。
後は頼んだぞ!クロ○コヤマト宅急便!