裏師範の新製品情報 〜AKAI Force 8.AKAI PRO Force 3.0.1 UPDATE でMotherDucker sidechain！設定と使い方。MPC LIVE共通〜
裏師範じゃ。
日課はシンセ関連の情報集めじゃ。
そんな裏師範の元に、特筆すべきニュースが舞い込んだ。
興奮気味でタイトルも長くなるばかりじゃ。
Forceのアップデートで本物のサイドチェインコンプが搭載されたのじゃ！
これまではPUMPERというエフェクトでお茶を濁しておった。
先述したが、４つ打ちなどようなサイドチェイン効果は
すでに搭載されとるPUMPERで可能じゃった。
シンプルで使いやすく、効果も分かりやすい。
裏師範も使う度に思っておった。
これでいいのだ、これでいいのだ、と
言い聞かせておったのじゃ。
PUMPERはまちがいなく使えるエフェクトじゃ。
しかしな、人間たるもの、細かくエディットをしたくなるのじゃ。
キックに連動してウワモノをモコモコさせたいのにも関わらず
Forceの出来る事は疑似LFOのような効果だけじゃった。
しかし今回搭載されたMotherDuckerは本物じゃ！
使い勝手はDAW搭載のサイドチェインコンプそっくりじゃ！
例によって簡単なデモをyoutubeに載せてみた！
どうじゃ、まちがいなくこれは本物のサイドチェインじゃ！
キックをステップシーケンスで変更すると追従し、
サイドチェインのモコモコ具合やスレッショルド、
効果のアタック、リリースも調整できる。
裏師範はAbletonを使用する事もあったが、
Ableton付属のコンプレッサーに搭載されたサイドチェイン機能
ほとんどそっくりそのままじゃ！
もちろんコンプの性能が違う分、やや反応は異なるぞ。
かかりや効きがワイルドなような、じゃじゃ馬のような気もする。
しかしスイートスポットを探してあげれば
非常に強力なツールとなる！
なお、youtubeでもそうしとるが
オーディオインプットに掛ければ
リアルタイムで入力音をサイドチェイン効果でモコモコさせられるぞ！
これはライブなどでもつかいやすいじゃろうな。
さて、このMotherDuckerの設定と使い方じゃ！
まずはこの名前w
そしてキャラクター（？）
iPadのアプリ、iMPC Proのアヒルと同一人物じゃろうが、
個人的にはiPad版のように効果と連動してぴょこぴょこ跳ねて欲しかった。
今回のアップデートで残念なのはこの一点じゃ。。。
さて設定方法じゃが、DAWのサイドチェインコンプ同様に
ルーティングに気を配る必要がある。
MotherDuckerエフェクトは
- MotherDucker input（効果のタイミングを決める側）
- MotherDucker effect（効果を掛ける側）
で一組になっておる。
やや分かりにくいかもしれんが、良くある設定は
ドラムのキックにあわせて、シンセの音色がモコモコする。
といったものじゃな。
その場合設定は、
- キックの音にMotherDucker inputを
- シンセ音にMotherDuckerを
それぞれインサートするのじゃ。
このときMotherDucker inputをドラムキット全体に掛けてしまうと
スネアやシンバル音にも反応してモコモコしすぎる
という点に注意するのじゃ。
基本はドラムプログラム内のキックのサウンド単体にinputを差すか、
キックのみのトラックを作ってそこにinputを差すか、
じゃろう。
ひとつアドバイスとしては、
- シンプルなキックのトラックを作りMotherDucker inputをインサート
- そのトラックをミュート
- 様々なバリエーションのパターンを打ち込む
- パターンを切り替えるとウワモノがモコモコ変化する
という使用方法も強力じゃ！
楽曲で使用するキックの音色や展開などは
エディットしていると変わってくる事もあるものじゃ。
ただその時に困るのは、サイドチェインを掛けたトラックも
エフェクトの掛かり方が変わってしまい、楽曲が変化する
という点じゃ。
そのため上記方法でサイドチェインインプットを設定しておき
楽曲で聞かせるキックは別で鳴らしておくと、
あとあとの編集作業が非常に楽になるのじゃ。
ダミーのキックトラック、ということで裏師範が
海外のyoutubeで学んだ技術じゃ！
ぜひ使うように。
そして今回のアップデートでさらに面白くなったForce。
(ほぼ同時にMPC LIVEも同様のアップデートが来とるぞ。）
皆の者、そろそろ２期在庫が危ういぞ！
楽しいので買うのじゃ！！
