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DTM系機材に特化した(それしか知らない)師範のオススメ機材!

心得その七〜楽曲製作ワークフロー!各論3.Maschineで最短最速トラックメイク〜

こんばんは、音楽機材師範じゃ。

今夜もチート全開じゃ!

皆の者の中には異論もあるじゃろうが、まずは試してみると良い。

 

Maschineでリズムを作る

Maschineや、この手のサンプルベースでトラックメイクできる機材は、

打ち込んだ後からサンプルを交換できる。

(基本的にサンプラーじゃからな。)

皆の者が行う 打ち込み、とは

MIDIデータの編集じゃ。

 

MIDIは楽譜、

オーディオ(サンプル)は楽譜を元に出てくる音じゃ。

念のためじゃが、混同するでないぞ。

 

そのため同じようにフレーズを作っても、

サンプルを差し替えて行けばトラックは趣を変える。

 

勘のいい者は気付いたかもしれん。

そうじゃ。

プリセットのリズムパターンを使うのじゃ。

 

Maschineははじめから大量のキットやパターンが入っとる。

 

芸術家肌の一部の者から考えるとまさに邪道かもしれん。

ただまずは師範の言う通りにやってみるのじゃ。

 

以下が手順じゃ。

  1. パターン付きでMaschine内のキットをロードする
  2. ドラム系の音以外は削除する
  3. キット内のサンプルをvengeanceのものに置き換える
  4. パターンをさらにエディットする

さてそれぞれの解説じゃ。

 

まず1は、

MASCHINE 2のGroupをパターン付きでロードする – Native Instruments

これを参考に、

皆の者の作りたいジャンルに近いキットを

パターン付きでロードするのじゃ。

 

次に2。

あらかじめ作り込まれとるNI製のパターンには

多くの場合、ウワモノのサンプルやシンセが含まれとる。

まずはこれらを全てキットから削除するのじゃ。

有り難い事に、Maschine JAMのパッドにカラー分けされとるから

慣れてきたらサウンドを試聴せんでも分かるじゃろう。

 

次に3は、

前回までにタグ付けされたたくさんのサンプルがあるじゃろう。

すでに全て一聴したじゃろうか?

製作する楽曲のイメージに近いサンプルを選び、

読み込んだキットのサンプルと置き換えるのじゃ。

この時、エフェクターが挿入されておって

イメージと違う音になるなら、これも削除じゃ。

 

そして4じゃ。

一応プリセットはロイヤリティフリーのはずじゃ。

そこを気にする訳ではないが、やはりリズムはエディットするのじゃ!

このとき、元のパターンをいくつか複製しておき、

その上でエディットして行くと道に迷わんで済むぞ。

 

作業に掛かる前に、皆の者にアドバイスを送りたい。

まずは、

ドラムキットのサンプルは全て自身にて組む事じゃ!

プリセットのままでも、何となくいい音がするじゃろうが、

キットのサンプルをすべて自分の手で選択することで

オリジナリティが出るし、何より作りたい楽曲の全体像を把握しやすくなる。

他人の選んだサンプルは、他人が鳴らした音なのじゃ。

 

また、

エディットする際はMaschine JAMのパッドで行い

グリッド、ベロシティは固定で構わん。

基本的にベロシティ固定で打ち込み、あとで編集する方が楽じゃ。

そして、この編集はMaschineの機能のヒューマナイズを使うのじゃ!

チート全開じゃが、ヒューマナイズ、バリエーション機能を使い

パターンを量産するのじゃ。

尤も、恐ろしくリズム感に優れとる者がおれば別じゃがな。

 

そして、多少抵抗はあるかもしれんが、

まずは本当にプリセットパターンを拝借するのじゃ!

最短で良いリズムが組めるのは勿論じゃが、

何より、プロが打ち込んだパターンを見る、編集する

というのは非常に勉強になるからじゃ。

 

なにも一生、プリセットパターンで曲を作れと言うとるのではない。

到達すべき地点、挑むべき相手をまず見定めるのじゃ。

 

まずは皆の者に最短距離で聞くに堪える楽曲を作って欲しいのじゃ。

師範はそこに至るまでにかなり時間を浪費してしもうた。

まずは一曲、人に聞かせるものが出来て初めて

楽曲製作が楽しく、継続できるものになるのじゃ。

 

皆の者の中で初心者は、

師範の言う通りにするように。

 

皆の者、刮目せよ!

 

 

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